全国各地の海や川では水の事故が相次ぎ、NHKが全国の放送局を通じて11日午後7時半現在でまとめたところ、福岡や滋賀などで合わせて9人が死亡したほか、1人が意識不明の重体、4人が行方不明となっています。
このうち福岡県古賀市では、11日午後2時前、市内を流れる大根川の河口に近い海岸で、福岡県宇美町の森尾陵くん(5)と7歳の兄、それに36歳の父親が泳いでいて溺れ、助けようとした福岡市の寺田一也さんも(49)流されました。陵くんと寺田さんは見つかって病院に搬送されましたが死亡しました。陵くんの兄と父親の親子2人の行方はわかっておらず、警察や海上保安部などは12日も捜索を行うことにしています。
また、滋賀県大津市では11日午前、比良山系で沢登りをしていた愛知県一宮市の会社員、斉藤幸夫さん(64)が滝つぼに落ち、消防などが救助に当たりましたがまもなく死亡が確認されました。警察によりますと、斉藤さんは登山仲間の男性と沢登りをしていましたが、徐々に2人の距離が離れ、その後、滝つぼで浮いているところを発見されたということです。
さらに長崎県壱岐市では海水浴場で泳いでいた39歳の男性が溺れて死亡したほか、静岡県、高知県、新潟県、福岡県、鹿児島県でそれぞれ1人が水の事故で死亡しました。
-- NHK NEWS WEB