北朝鮮情勢をめぐる緊張の高まりを背景に、ヨーロッパでは11日、主な株式市場で株価が軒並み下落し、円相場は一時、1ドル=108円台まで値上がりするなど、円高ドル安の動きが続いています。
アメリカのトランプ大統領が核やミサイルの開発を加速する北朝鮮を再び強くけん制したことなどを受けて、11日のヨーロッパの主な株式市場では、北朝鮮情勢をめぐる緊張が高まっているという見方が広がり、主な株式市場で軒並み株価指数が下落しています。
これに伴ってリスクを避けようという動きからロンドン外国為替市場では比較的、安全とされる円を買う動きが強まり、円相場は一時、1ドル=108円台まで値上がりして、アジア市場からの円高ドル安の流れが続いています。
市場関係者は「北朝鮮情勢は先の見えない状態となっており、リスクを避けて円が買われやすい状況は今後も続くのではないか」と話しています。
-- NHK NEWS WEB