顔にできるしわを改善する効果があるとする美容クリームなどが国から承認されたことを受けて、大手化粧品メーカーでは、効果をうたった商品を相次いで発売し、市場の拡大を図りたいとしています。
このうち「資生堂」は、しわの改善効果があるとする成分を含んだ美容クリームをことし6月に発売しました。
これまでの化粧品は、「小じわを目立たなくする」という効果しか認められていませんでしたが、厚生労働省はことし2月、この美容クリームをしわが浅くなるなど改善の効果がある医薬部外品として承認しました。
会社側は、商品化までにおよそ30年かかったとしており、発売から1か月で68万個が出荷されたということです。
資生堂の北原規稚子ブランドマネージャーは、「20代から年配の女性まで幅広く購入してもらっていて、新たなマーケットができ始めている」と話しています。
また、化粧品メーカーの「ポーラ」も厚生労働省の承認を受けて、しわを改善する効果があるとする美容液をことし1月に発売していて、メーカー各社は今後、こうした商品を増やして市場の拡大を図りたいとしています。
-- NHK NEWS WEB