全国各地の海や川などで12日も水の事故が相次ぎ、NHKが全国の放送局を通じてまとめたところ、山梨や和歌山などで4人が死亡、3人が行方不明となっています。
このうち、和歌山県白浜町の海岸では、12日午前10時ごろ、田辺市の林業、中岡眞吉さん(67)が息子と2人で磯釣り中に海に落ちた釣り道具をとろうとして海に入っておぼれ、その後、死亡が確認されました。
警察によりますと、当時、波は穏やかで、中岡さんは救命胴衣を着けていなかったということです。
徳島県鳴門市では、午前11時前、海岸に近い海で近所に住むアルバイトの70歳の男性が浮いているのが見つかり、死亡が確認されました。警察によりますと、男性は、あせものかゆみを抑えるために海水を浴びに行き、おぼれたと見られるということです。
山梨県身延町の本栖湖では、午後2時すぎに友人とゴムボートに乗っていてみずから湖に飛び込んだ20代と見られる男性が岸に向かって泳いでいたところ姿が見えなくなり、その後、湖の底で沈んでいるのが見つかりましたが死亡が確認されました。
また、鳥取県湯梨浜町の海岸では、23歳の男性がおぼれ、病院に運ばれましたが死亡が確認されました。
このほか、栃木県では、友人と川で泳いでいたネパール人の26歳の男性、また、熊本県では、海水浴場で友人と泳いでいた43歳の会社員の男性、それに鹿児島県では釣りをしていたと見られる20代の男性の合わせて3人がいずれも行方不明となり、警察や海上保安本部などが行方を捜索しています。
-- NHK NEWS WEB