中東でビジネス航空業界の成長が見込まれる中、UAE=アラブ首長国連邦で、日本企業も含めたビジネスジェットのメーカーなどが参加する見本市が始まりました。
2年に1度UAEのドバイで開かれる見本市が6日始まり、世界各国の400を超える航空機メーカーや関連企業などが参加しています。
中東ではここ最近、原油価格の低迷を受けてビジネス航空業界は横ばいの成長にとどまっていますが、今後、需要の増加にともなって成長が見込まれています。
参加したメーカーは最新型のビジネスジェットを展示し、このうちブラジルのエンブラエル社の幹部は、「原油価格が持ち直せば、需要も回復すると思うので、今後は期待ができる」と話していました。
一方、会場には小型のビジネスジェット、「ホンダジェット」も中東では初めて展示され、サウジアラビアの企業の幹部が「初めて見たが、デザインがすばらしい。車と同じように高い性能に期待している」と話すなど、人気を集めていました。
ホンダエアクラフトカンパニーの藤野道格社長は「性能がとてもいいので、ちょうど高性能なスーパーカーが欲しいというような客にアピールする力があると思う。中東の市場を切り開いていきたい」と意気込みを話していました。
-- NHK NEWS WEB