宮城県内は今月に入ってから曇りや雨の日が多く、気温も上がらない日が続いていて、夏の風物詩のビアガーデンも苦戦が続いています。
このうち、仙台市青葉区の中心部にあるデパートのビアガーデンでは、8月の前半に30度以上の真夏日が8日あった去年に比べて、同じ時期の売り上げが半分程度に落ち込んでいるということです。
大手ビールメーカーがインターネットで行った調査によりますと、ビアガーデンに行くかどうかは気温が影響していて、28度以上になるとおよそ7割の人がビアガーデンに行きたいと答えています。
しかし、仙台市では今月に入ってから14日までに気温が28度を上回ったのは1日だけで、小雨が降る日も多くなっています。
このビアガーデンでは仙台市の冬の風物詩「SENDAI光のページェント」の実行委員会からイルミネーションを借りて、会場をライトアップしてPRしています。
仙台市は14日も最高気温が9月下旬並みの22度9分で、時折、雨も降るあいにくの天気となりましたが、ビアガーデンでは店が配った傘を差しながら、会社の同僚や友人とビールを飲む姿が見られました。
大学生の女性は「夏と言えばビアガーデンと思って来ましたが、こんな天気で残念です。これもいい思い出だと思って楽しみます」と話していました。
仙台三越でビアガーデンを担当する池田和貴さんは「ことしは涼しい日が続き、厳しい状況が続いています。真夏のイルミネーションを見にきてもらえるとうれしいです」と話しています。
-- NHK NEWS WEB