関東で先月下旬ごろから日照時間が少なく気温の低い状態が続いているため、東京都内のプールでは、この夏の利用者数が去年より減少する施設が相次いでいます。
このうち、練馬区の遊園地にあるプールでは、この夏の営業を始めた先月1日から14日までのプールの利用者数が14万3000人余りと、去年より17%減っています。
今月に入ってからも曇りや雨の日が多く、営業時間中に晴れが続いたのは1日だけなど天候不順が続いています。
15日は水の泡を噴射して、利用客に泡を浴びながら音楽に合わせて踊ってもらおうというイベントを予定していましたが、雨で中止になったほか、気温が低いため水着の上にウエットスーツなどを着て泳ぐ利用客も見られました。
家族で訪れた会社員の男性は「せっかく来たのですが、娘も寒さで震えてつらいです。子どもを外で遊ばせたいのですが、天気が悪くてなかなか外出できません」と話していました。
この遊園地では利用者の減少を受けて、今月21日から来月3日までのプールの営業期間中、利用料を一律1000円割り引くことを15日に決めました。
豊島園の八木雄治営業課長は「お盆の期間は遊園地のなかでもプールの入場者が最も期待できるのですが、厳しい状況です。プールの営業もかぎられた期間なので、割り引きで少しでも足を運んでもらえればと思っています」と話していました。
-- NHK NEWS WEB