ぐずついた天候で気温が低い日が続いている影響でコンビニエンスストアでは、夏場に人気の冷たい麺類の販売が伸び悩む一方、温かい麺類の売り上げが去年の同じ時期の3倍に増えるなど商品の売れ筋に変化が起きています。
大手コンビニチェーンの「ローソン」では、夏場の人気商品となっているざるそばや冷やしうどんなどの「冷やし麺」の売り上げが、気温の低い日が続いた先週は全国の店舗の合計で去年の同じ時期に比べて5%程度減少しました。
その一方で、電子レンジで温めて食べるラーメンやうどんなど温かい麺類の売り上げが3倍に伸びたほか、温かいスープ類の売り上げも1.5倍に増えたということです。また、ホットコーヒーや中華まんもよく売れているということです。
品川区にある店舗を訪れた45歳の男性は「きょうは肌寒いのでホットコーヒーで温まろうと立ち寄った。体調も崩しそうなので、早く天候がよくなってほしい」と話していました。
この店の飯星将一店長は「気温25度を境に売れ筋が大きく変わるので、毎日、気温や買い物客の声に注目して商品を並べるよう工夫している」と話していました。
-- NHK NEWS WEB