アメリカの新しい駐日大使となるウィリアム・ハガティ氏が、日本への着任を前にビデオメッセージを公開し、「アメリカにとって、日米同盟ほど重要な関係はない」としたうえで、核やミサイル開発を進める北朝鮮情勢などを念頭に日米同盟をさらに強固にしていくと抱負を述べました。
新しい駐日大使となるウィリアム・ハガティ氏は、地元の南部テネシー州から日本に向けたおよそ2分半のビデオメッセージを、16日インターネットに公開しました。
この中でハガティ氏は、去年の大統領選挙のあとトランプ氏が初めて会談した外国の首脳は、安倍総理大臣だったと指摘し、「大統領と私は、アメリカにとって日米同盟ほど重要な関係はないと信じている」と強調しました。
そのうえで、「日本の安全保障と日米の経済連携への関与は揺るぎないものだ。私は、大使として日米関係を一層緊密にしていく」と述べ、核やミサイル開発を進める北朝鮮情勢などを念頭に、日米同盟をさらに強固にしていくと抱負を述べました。
またハガティ氏は、民間のコンサルティング会社に勤務していた当時、日本に3年間住んでいたとして、京都を訪れた写真などを紹介したうえで、「妻や子どもたち、そして母とともに、第二の故郷である日本に戻ることに興奮している」と述べました。そして最後に、日本語で「楽しみにしています」とメッセージを締めくくっています。
ハガティ氏は17日東京に着任する予定です。
-- NHK NEWS WEB