韓国の検察は、パク・クネ(朴槿恵)大統領の知人と共謀して企業に圧力をかけ、大統領府が設立に関与した財団に資金を拠出させた疑いで、2日夜遅く、大統領の最側近の1人、アン・ジョンボム(安鍾範)前首席秘書官の身柄を拘束して調べを進めていて、大統領の指示があったのかどうかが焦点となっています。
韓国のパク・クネ大統領の最側近の1人、アン・ジョンボム前政策調整首席秘書官は、パク大統領の40年来の知人で女性実業家のチェ・スンシル(崔順実)氏と共謀して企業に圧力をかけ、大統領府が間接的に設立に関与した2つの財団に資金を拠出させたとして、職権乱用の疑いが持たれています。
韓国の検察は、2日、アン氏に出頭を求め事情を聴いていましたが、アン氏が疑惑を否定しているうえ、ほかの関係者に対してうその供述をするよう求めていたことがわかり、証拠を隠滅するおそれが高いとして、2日夜遅く、アン氏の身柄を拘束しました。検察はアン氏の調べを進めていて、容疑が固まりしだい裁判所に逮捕状を請求する方針です。
アン氏の拘束について3日付けの韓国の新聞は大きく取り上げ、このうち有力紙の「中央日報」は1面に、「財団の資金集めに関して大統領に随時、報告していた」とする見出しを掲げるなど、大統領の指示があったのかどうかが焦点となっています。
一方、韓国の検察が2日、職権乱用の共犯と詐欺未遂の疑いでチェ氏の逮捕状を請求したことを受け、ソウルの裁判所は3日午後に審査を行い、チェ氏の逮捕状を出すかどうか判断することにしています。
-- NHK NEWS WEB