18日午後、北海道清水町で東京方面からの観光客などおよそ50人が乗ったバスが道路脇の草むらに転落する事故がありました。警察によりますと、少なくとも20人がけがをしバスの58歳の運転手は、「ぼーっとしてよそ見をしていた」と話しているということです。
18日午後4時前、北海道清水町の国道274号線で観光バスが道路から2メートル下の草むらに転落し、横倒しになりました。
バスには、東京方面からの観光客など乗客と乗員合わせて49人が乗っていて、このうち女性の添乗員を除く48人が病院に搬送され、警察によりますと、少なくとも20人がけがをしているということです。
また、4人が搬送された帯広市の帯広厚生病院によりますと、女性2人が重傷で、男性1人と女性1人がそれぞれ軽傷だということです。
事故を起こしたのは北海道大空町に本社がある網走観光交通の観光バスで、会社によりますと、18日午前8時ごろに札幌市を出発し、午後6時ごろに釧路市の阿寒湖に到着する予定でした。
この会社が運行するバスは、先月30日にも釧路市阿寒町の国道で道路の外に飛び出し、6人がけがをする事故を起こしていました。
現場は道東自動車道の十勝清水インターチェンジの近くの「日勝峠」にさしかかる直線道路です。
警察によりますと、バスの58歳の運転手は、「ぼーっとしてよそ見をしていた」と話しているということで、警察が事故の詳しい状況を調べています。
-- NHK NEWS WEB