テニスの錦織圭選手が今シーズンの残りの大会をすべて欠場することになった右手首のけがのあと初めてのコメントを動画で公表し、「なるべく気持ちを前向きにして来年までに治したい」と復帰に意欲を示しました。
錦織選手は現地時間の今月13日、アメリカで大会に向けたサーブの練習中に右手首を痛め、複数の医師の診察の結果、右手首の小指付近のけん、「尺側手根伸筋腱(しゃくそくしゅこんしんきんけん)」の一部が裂けていることがわかりました。
錦織選手は治療に専念するため、16日、今シーズンの残りの大会すべてを欠場することをマネジメント会社を通じて明らかにし、18日、自身の公式アプリでけがをしたあと初めて動画でコメントを公表しました。
錦織選手は右手から腕全体をギプスで固定した姿で「ことしいっぱいは出られないことになりました。3週間から4週間後にまたドクターが診て、そこから今後どうするかを決めていく予定です。皆さんたくさんのメッセージをありがとうございます。なるべく気持ちを前向きに、来年までに治したいと思います」と述べ、来シーズンからの復帰に意欲を示しました。
現在、世界ランキング9位の錦織選手は、長期の欠場によって去年の全米オープンやツアーファイナルなどで得た世界ランキングに反映されるポイントを失うことになり、3年前から守ってきたトップテンからの陥落は確実で、来シーズン初めには20位前後まで下がる見通しです。
-- NHK NEWS WEB