今月18日、岐阜県瑞浪市の中央自動車道で車4台が巻き込まれた土砂崩れについて、流れ出た土砂に陶磁器の原料と見られる土が大量に混ざっていたことから、岐阜県などは、近くにある陶磁器原料メーカーの工場に立ち入り、土砂崩れが起きた原因との関連を調べています。また、警察も詳しい状況を調べています。
岐阜県瑞浪市の中央自動車道では、今月18日の夜、大雨で斜面が崩れて大量の土砂が流れ込み、車4台が巻き込まれて6人が重軽傷を負ったほか、道路の下の住宅地にも土砂が流れ込みました。
岐阜県によりますと、土砂には白い粘土質の土が大量に混ざっていて、陶磁器の原料と見られるということです。
現場の斜面の上には陶磁器原料メーカーの工場があり、土砂の中からはこの会社の名前が入った樹脂製の大きな袋も多く見つかっているということです。
このため、岐阜県は会社の経営者から陶磁器の原料の保管状況などを聞くとともに、午後2時すぎから瑞浪市と会社の工場に立ち入り、詳しい状況を調べるなど土砂崩れが起きた原因との関連について調べています。
また、警察も原料の保管状況などに問題がなかったか調べています。
-- NHK NEWS WEB