奈良県山添村の山中に小型機が墜落して2人が死亡した事故で、DNA鑑定の結果、2人は大阪・中央区の会社役員の男性とその妻と確認されました。
今月14日、奈良県山添村の山中に小型機が墜落した事故では、操縦席付近で2人の遺体で見つかりました。
警察によりますと、DNA鑑定の結果、2人は大阪・中央区の会社役員、田中良一さん(68)と妻の佐智子さん(55)と確認されました。
これまでの調べによりますと、墜落した小型機は田中さんが購入し、夫婦で14日の正午ごろ大阪の八尾空港から福島空港に向かおうとしていましたが、離陸から16分後に田中さんから管制官に「引き返す」と連絡があり、その直後に墜落したと見られています。
警察は事故から1週間となる21日も墜落の原因を明らかにするため、現場や壊れた機体の状況を詳しく調べています。
一方、国の運輸安全委員会は、小型機が空中分解したという見解を示したうえで、何らかの原因で片側の主翼が脱落し、燃料に引火した可能性が高いと見られると警察に説明しているということです。
-- NHK NEWS WEB