大手旅行会社の「エイチ・アイ・エス」で、国内バスツアーの予約サイトを利用した1万1000人余りの個人情報が外部へ流出していたことがわかりました。
エイチ・アイ・エスの発表によりますと、流出したのは国内バスツアー専用の予約サイトを利用した最大1万1975人分のデータです。
具体的には、ことし3月18日から先月27日までの間に、東京・神奈川・埼玉・千葉を出発地とするバスツアーを予約した人の氏名や住所、メールアドレスなどのほか、同行者の氏名や電話番号などが流出したということです。クレジットカードや金融機関の口座番号は含まれておらず、これまでに流出した個人情報が不正に利用された報告はないということです。
予約サイトをことし8月に更新した際、今回、流出した顧客の情報が会社側のミスで外部から閲覧できる状態になっていたため、外部からのアクセスにより情報がダウンロードされる形で流出したということです。
エイチ・アイ・エスでは「お客さまや関係者の皆様にはご迷惑とご心配をおかけして心より深くおわび申し上げます。今後はチェック体制の強化など再発防止に努めて参ります」と話しています。
この件に関する専用の相談窓口は、フリーダイヤルの0120−447ー583で、平日の午前10時から午後6時半まで、今週末は土日も対応するということです。
-- NHK NEWS WEB