21日、鹿児島市のJRの駅に併設された商業施設で、係員が観覧車のゴンドラの鍵をかけ忘れ、利用客がドアを内側から手で引きながら1周するトラブルがありました。管理会社は詳しい状況を調べるとともに、23日まで観覧車の営業を休止することにしています。
観覧車を管理している鹿児島ターミナルビルによりますと、21日午後2時前、鹿児島市のJR鹿児島中央駅に併設された商業施設、アミュプラザ鹿児島の屋上にある観覧車で、利用客の男子中学生2人と20歳の女性1人がゴンドラに乗った際、係員が外から扉を閉めて鍵をかけるのを忘れました。
このため、利用客がドアが開かないよう内側から手で引きながら、ゴンドラはおよそ15分間かけて1周したということです。利用客3人にけがはありませんでした。
観覧車は商業施設の屋上にあり、最も高いところでは地上から90メートルの高さになります。
利用客からの苦情を受けて会社側は謝罪したということで、詳しい状況を調べるとともに、係員への安全教育を徹底するため、23日まで観覧車の営業を休止することにしています。
鹿児島ターミナルビルの黒川哲営業部長は「安全が守られるべき観覧車で、このようなことが起きたことに責任を感じている。安全教育を徹底したい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB