22日未明、秋田県横手市で中高年の1人暮らしの男性が多く住むアパートで起きた火事では、4人が死亡し、依然として1人と連絡が取れていません。警察によりますと、この5人はいずれもアパートの2階に住んでいて、警察は、連絡が取れない1人の捜索や身元の確認を急いでいます。
火事があったのは秋田県横手市南町の木造2階建てのアパートで、22日未明に火が出てこのアパートと付近の住宅など合わせて3棟が全焼し、近くの市の子育て支援施設も屋根の一部が焼けました。
警察によりますと、この火事で4人が死亡し、1人と連絡が取れないということです。警察は、この5人は火事のあと連絡が取れなくなっている、千田亮司さん(58)、山本昭太郎さん(78)、佐藤忠実さん(62)、真田茂さん(61)、菅原真作さん(58)と見て調べています。
警察によりますと、この5人はいずれもアパートの2階に住んでいました。また、居住者のうち10人が足の骨を折るなどのけがをしたということです。
このアパートは横手市で配食サービスを行う会社が経営し、管理人1人を含む25人の男性が住んでいて、多くは中高年の1人暮らしだということです。アパートから2キロほど離れたところにあり、精神科の救急指定を受ける横手興生病院によりますと、アパートで暮らしていた人のうち17人が通院していたということです。また、横手市によりますと、生活保護の受給者も少なくとも12人いたということです。警察は連絡が取れない1人の捜索や身元の確認を急いでいます。
-- NHK NEWS WEB