21日、佐賀県唐津市の風力発電所で風車の羽根などが焼けた火事は、部品などが落下するおそれがあることから消火活動は行われず、通報からおよそ16時間後の22日朝7時前に自然に鎮火したのが確認されました。警察と消防は出火原因の特定を進めることにしています。
21日午後3時前、佐賀県唐津市鎮西町の串崎風力発電所で風車から煙が上がっているのが見つかりました。
風車は、支柱の高さがおよそ60メートル、1つの羽根の長さがおよそ40メートルあり、消防によりますと、風車の羽根や発電機などがある中心部分が焼けたということです。
消防は、羽根の部品などが落下するおそれがあり、近づくと危険なため消火活動は行わず、夜通しで警戒に当たっていましたが、通報からおよそ16時間後の22日朝7時前に自然に鎮火したのが確認されました。
風力発電所を建設した会社によりますと、この発電所は、13年前の平成16年から運転されていて、運転を開始した年にも火事が起きていたということです。
警察と消防は今後、設備を詳しく調べ、出火原因の特定を進めることにしています。
-- NHK NEWS WEB