22日、長崎県平戸市沖の海上で砂を採取する船など2隻が沈没し2人が死亡、1人が行方不明となっている事故で、船は浸水を知らせる警報が鳴り乗組員が排水作業をする中、沈没したと見られ、海上保安部などは残る1人の捜索を続けるとともに当時の状況を詳しく調べています。
22日、長崎県平戸市の北東5.6キロの海上で長崎市の葵新建設に所属する砂を採取する台船の「第八あをい丸」と押船の「第六あおい丸」の2隻が沈没しました。
海上保安庁によりますと、6人の乗組員のうちいずれも航海士で、福岡市の大浦作美さん(59)と平戸市の丸山勝広さん(46)の2人が死亡しました。また、船長で新上五島町の竹谷和浩さん(48)が行方不明となっていて、海上保安庁が付近の海域で捜索にあたっています。
これまでに、救助された乗組員や会社側の説明によりますと、船は浸水を知らせる警報が鳴り乗組員が排水作業中に沈没したと見られています。
また、23日は国の運輸安全委員会が平戸市内の病院で、救助された3人の乗組員から話を聞くなど、当時の状況を詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB