太陽が月と重なり、完全に隠れる皆既日食が、21日およそ100年ぶりに大陸を横断する形で観測されたアメリカで、同じ日に生まれた赤ちゃんが、英語で日食を意味する「エクリプス」と名付けられ、話題を呼んでいます。
アメリカでは、21日99年ぶりに西海岸から東海岸まで、大陸を横断する形で皆既日食が観測され、世紀の天体ショーに、全米で大きな盛り上がりを見せました。
こうした中、皆既日食が観測された、南部サウスカロライナ州の病院で同じ日に生まれた女の子の赤ちゃんが、英語で日食を意味する「エクリプス」と名付けられました。
病院や両親によりますと、赤ちゃんは、21日午前8時すぎに生まれ、もともとの出産予定日は、来月3日で、当初別の名前にする予定でしたが、皆既日食の日に生まれたことからこの名前に決めたということです。赤ちゃんが生まれた病院のフェイスブックには、「とてもよい名前だ」と誕生を祝福するコメントや「何人の赤ちゃんに同じ名前がつけられたのだろうか」といったコメントが寄せられ、アメリカの大手メディアも取り上げるなど、話題を呼んでいます。
赤ちゃんの母親は、現地メディアの取材に対し「とても珍しい日に生まれてくれてびっくりしているが元気に育ってほしい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB