日本郵便は宅配便の「ゆうパック」について、個人向けの料金を来年3月から平均でおよそ10%値上げする方向で検討していることがわかりました。人手不足で人件費が上昇しているためで、宅配業界ではヤマト運輸、佐川急便に続き、これで大手3社がそろって値上げする見通しとなりました。
関係者によりますと日本郵便は「ゆうパック」の個人向けの料金を来年3月から値上げし、荷物の大きさや配達する地域に応じて今より100円から200円程度、率にして平均でおよそ10%引き上げる方向で検討しています。
これはネット通販の拡大に伴う宅配便の増加でドライバーの人手不足が深刻化し人件費が上昇しているためで、実施されれば、おととし8月に続く値上げとなります。
宅配業界では最大手のヤマト運輸がことし10月から個人向けの宅配便の料金を平均15%値上げすることを決めているほか、業界2位の佐川急便も主に個人が利用する宅配便などの基本料金を11月から値上げするとしていて、これで大手3社がそろって値上げする見通しとなりました。
-- NHK NEWS WEB