２５日、徳島県鳴門市の徳島自動車道で、高校生など１６人を乗せたマイクロバスが路肩に停止中、トラックが追突し２人が死亡、１４人がけがをした事故で、逮捕されたトラックの運転手は調べに対し「前を見ていなかった」と、当時の状況を話していることが警察への取材でわかりました。
２５日午後５時すぎ、鳴門市の徳島自動車道の下り車線で、高校生など１６人が乗ったマイクロバスが路肩に停止中、トラックが追突し、この衝撃でマイクロバスはガードレールを突き破り外側の斜面に落ち横転しました。
この事故で、県立富岡西高校１年の森下汐音さん（１５）と運転手で阿波市に住む岡本勉さん（３０）の２人が死亡したほか、女子高校生１人が大けが、残る１３人も軽いけがをしました。
警察などによりますと、マイクロバスは神戸市の専門学校を日帰りで見学に行った高校生を乗せて帰る途中で、当時はエンジンのトラブルで路肩に停止し、代わりのバスを待っていたということです。
この事故で、過失運転致死の疑いで逮捕された松山市のトラック運転手菊池誉司容疑者（５０）は、愛知県小牧市から松山市に生活雑貨などを運んでいる途中だったということで、調べに対し「前をよく見ていなかった」と話していることが、警察への取材でわかりました。
警察は菊池容疑者や勤務先の会社から事情を聞くなどして、当時の状況を詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB
