25日、インターネットのネットワーク回線に障害が起き、回線を利用している多くの企業で不具合が生じた問題で、アメリカの大手IT企業グーグルは26日、声明を出し、障害の原因がグーグル側のネットワークの設定の誤りだったとしたうえで、謝罪しました。
通信大手のNTTコミュニケーションズが運営するインターネット接続サービスの「OCN」とKDDIで25日、ネットワーク回線に障害が発生しました。
この影響で、ネット証券大手の楽天証券、りそなホールディングス傘下のりそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行の3行で、インターネットのサイトにログインしにくくなったほか、ネット専業銀行のじぶん銀行やジャパンネット銀行でも一時、ログインしにくい状態になりましたが、いずれもその後、復旧しました。
NTTコミュニケーションズは、各企業のネットワークの大もととなるインターネットの基幹回線に接続するほかの通信事業者が、あらかじめ決まっているデータを流す経路を大きく変えたことで通信が不安定になり、障害が発生したと説明していました。
これについて、アメリカの大手IT企業グーグルは26日、声明を出し、「ネットワークの設定の誤りによってインターネットサービスにアクセスできないユーザーが出る障害が発生した。ご不便をおかけしたことをおわびします」として、原因がグーグル側にあったことを認めたうえで謝罪しました。
-- NHK NEWS WEB