25日に徳島県鳴門市の徳島自動車道で高校生など16人が乗ったマイクロバスにトラックが追突し2人が死亡14人がけがをした事故で、警察は28日にもトラックの運転手が勤務している運送会社を家宅捜索し、安全管理などについて詳しく調べる方針です。
25日午後5時すぎ、鳴門市の徳島自動車道の下り車線で、高校生など16人が乗ったマイクロバスが路肩に停止中、トラックが追突し、この衝撃でマイクロバスはガードレールをなぎ倒し、外側の斜面に落ち、横転しました。
この事故で、県立富岡西高校1年の森下汐音さん(15)と運転手で阿波市に住む岡本勉さん(30)の2人が死亡したほか、女子高校生1人が大けが、残る13人も軽いけがをしました。
警察は、トラックを運転していた松山市の菊池誉司容疑者(50)をその場で逮捕し、27日昼すぎ、過失運転致死傷の疑いで検察庁に身柄を送りました。
これまでの調べで、マイクロバスは追突された衝撃で道路上を40メートルほど移動してガードレールをなぎ倒し、大破していたことがわかっています。
警察の調べに対し、菊池容疑者は「前をよく見ていなかった」と話しているということです。
警察は28日にもトラックの運転手が勤務している松山市の運送会社を家宅捜索し、安全管理や勤務の実態などについて詳しく調べる方針です。
-- NHK NEWS WEB