東京大田区に住む26歳の会社員の女性の遺体が静岡県内の山の中で見つかり、遺体を遺棄したと見られる元交際相手の44歳の男が自殺した事件で、女性が警察署に電話をして男について「別れてくれない」などと相談していたことが警視庁への取材でわかりました。警視庁は、交際をめぐるトラブルがあったと見て調べています。
東京大田区の会社員加藤菜緒さん(26)が今月20日ごろから行方不明になり、直前まで一緒にいた元交際相手の44歳の会社員の男が警視庁の任意の事情聴取を受けて帰宅したあと自殺しているのが見つかりました。さらに27日、静岡県伊豆市の山の中で加藤さんの遺体が見つかり、警視庁は男が遺棄したと見て調べています。
これまでの調べで2人は去年12月ごろから交際していたということですが、加藤さんは行方が分からなくなる10日ほど前に警察署に電話をして、男について「『死にたい』と言って別れてくれない」などと相談していたことが、警視庁への取材でわかりました。警視庁は男に警告しましたが、その後、加藤さんが「もう大丈夫です」などと話したため、対応をやめたということです。
警視庁は交際をめぐるトラブルがあったと見て詳しいいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB