27日、京都市の上空を飛行していたヘリコプターが燃料不足のため朝鮮学校のグラウンドに着陸しました。国の運輸安全委員会は事故につながりかねない重大なトラブルだとして、詳しく調べることにしています。
国土交通省によりますと、27日午後5時15分ごろ、遊覧ヘリなどを運航する岡山市の会社「匠航空」のヘリコプターが京都市伏見区にある京都朝鮮初級学校のグラウンドに着陸しました。
当時、グラウンドに人はいなかったと見られ、乗っていたパイロット1人にもけがはないということです。
この機体は富山県内を離陸し、着陸した学校から10キロ余り離れた京都市伏見区内のヘリポートに向かっていましたが、離陸からおよそ1時間後に燃料が残り少なくなったことを示す警告ランプが点灯したため、およそ10分後に着陸したということです。
このヘリコプターは警告ランプが点灯すると通常の速度では10分しか燃料がもたないとされていて、国の運輸安全委員会は墜落などの事故につながりかねない重大なトラブルだとして、調査官2人を派遣し、原因を詳しく調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB