高齢ドライバーの交通事故が相次ぐ中、ホンダは追突事故を防ぐ自動ブレーキなどを標準装備した新型の軽自動車を発売することになりました。
ホンダが9月1日発売するのは主力の軽自動車「NーBOX」の新型モデルです。
高齢ドライバーによる事故が相次ぐ中、新型のモデルでは車の前方にカメラを搭載し、歩行者などにぶつかるおそれがあると自動的にブレーキがかかる機能や、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる急発進を防ぐ機能などが標準装備されています。
価格は138万円からで、安全機能を搭載したため前のモデルよりも11万円高いということです。
高齢ドライバーの利用が多いとされる軽自動車をめぐっては、スズキやダイハツなどほかの自動車メーカーでも事故を減らそうと安全機能を拡充する動きが広がっています。
こうした動きなどに伴って、国の統計によりますと、軽自動車の価格はこの10年ほどの間におよそ3割値上がりしているということです。
ホンダの寺谷公良執行役員は「多くのユーザーがいる車だからこそ安全システムは必要な装備だと判断した。多くのお客様に受け入れられると期待している」と話しています。
-- NHK NEWS WEB