全国のほとんどの公務員に9日、冬のボーナスが支給され、国家公務員の平均支給額は、およそ70万4800円で、民間企業との格差を解消するため引き上げを求めた人事院勧告に基づき、去年に比べ1万1000円余り増えました。
内閣人事局によりますと、国家公務員のことしの冬のボーナスは、管理職を除いた平均年齢36.3歳の職員の平均支給額でおよそ70万4800円で、去年に比べおよそ1万1500円、率にして1.7%増えました。
これは、ことしの人事院勧告で、民間企業との格差を解消するためボーナスを引き上げるよう求められたことを受けたもので、冬のボーナスの支給額は4年連続の増加となります。
また、特別職などにもボーナスが支給され、支給額が最も多いのは、試算で最高裁判所長官がおよそ598万円、次いで、衆議院議長と参議院議長がおよそ551万円となっています。
一方、内閣総理大臣は、行財政改革を推進する目的で一部を返納するため、およそ418万円、国務大臣はおよそ349万円となっています。
-- NHK NEWS WEB