ことし7月、横浜市で飲食店の看板を壊したとして川崎市の会社員の男性が逮捕されましたが、その後の捜査で男性と一緒にいた同僚が事件に関わった疑いがあることがわかり、警察は、誤認逮捕だったとして男性に謝罪するとともに、同僚を書類送検しました。
ことし7月、横浜市中区で飲食店の看板が壊されたと通報があり、伊勢佐木警察署が調べたところ、現場にいた会社員が「一緒にいた後輩がやった」と証言したことなどから、川崎市の22歳の会社員の男性を器物損壊の疑いで逮捕しました。
男性は容疑を否認し、その後、警察が防犯カメラの映像を詳しく調べたところ、男性が事件を起こしたと証言した会社の先輩で、東京・中野区の24歳の男が看板を蹴っている映像が映っていたということです。
警察は、男性は事件とは関係がなく誤認逮捕だったとして謝罪するとともに、1日、24歳の男を器物損壊の疑いで書類送検しました。
伊勢佐木警察署の飯高一之副署長は「誠に遺憾で、関係した方におわび申し上げます。今後、再発防止に努めます」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB