9日の東京株式市場は、8日の欧米市場で株価が上昇したことに加え中国の物価関連の指標が市場の予想よりよい内容だったことなどから買い注文が広がり、日経平均株価は取り引き時間中としてことしの最高値を更新しました。
9日の東京株式市場は午前中、中国が物価関連の指標を発表した直後から買い注文が一段と増える展開となり、日経平均株価は200円以上値上がりして、取り引き時間中としてことしの最高値を更新しました。
日経平均株価、午前の終値は、8日より208円62銭高い1万8974円9銭。東証株価指数=トピックスは9.03、上がって、1521.72。午前の出来高は17億1686万株でした。
市場関係者は、「8日の欧米市場で株価が上昇した流れを受けて取引開始直後から買い注文が広がった。また、中国の物価関連の指標が予想よりよかったことで中国経済に対する警戒感がいくぶん和らいで買い注文がさらに膨らみ、1万9000円台に迫る展開になっている。外国為替市場で、円安ドル高が進んでいることも株価を押し上げる要因になっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB