東京の無線機器メーカー「ユピテル」は、輸入販売したドライブレコーダーから火が出て車が焼ける火事が相次いでいるとして、およそ8万5000台の製品を対象に経済産業省にリコールを届け出ました。
このうち2件の火事については、製品に内蔵されたリチウムイオン電池から出火したと見られるということで経済産業省などが原因を調査しています。
リコールが届けられたのは、ユピテルが輸入して平成24年から25年にかけて販売されたドライブレコーダー「DRYーFH200」です。
およそ8万5000台が対象となり、4日午前から回収と交換を受け付けています。
経済産業省や消防によりますと、おととしからことしにかけてこの製品から出火して車が焼けたと見られる火事が大阪府や兵庫県、それに神奈川県で合わせて4件確認されているということです。
けがをした人はいませんが、このうち、ことし5月に兵庫と神奈川で起きた2件については、ドライブレコーダーに内蔵された「リチウムイオン電池」から出火したと見られるということです。
メーカーによりますと、電池が「膨張する」とか「熱くなる」といった苦情や相談が、これまでに100件以上寄せられているということで、経済産業省などが原因の調査を行っています。
リコールの問い合わせの窓口は、専用のフリーダイヤル0120−027−515です。受付時間は平日の午前9時から午後5時までです。
-- NHK NEWS WEB