時間がかかる公共料金などの支払いを手軽に行えるようにしようと、コンビニ各社は払い込み用紙の代わりにスマートフォンを使う新たなシステムを相次いで導入することになりました。
三井住友銀行とNECが開発したこのシステムはスマートフォンに専用のアプリを取り込むと代金の支払いに必要なバーコードが表示され、利用者は払い込み用紙の代わりにスマホの画面をレジで読み取ってもらうことで現金での支払いができます。
関係者によりますとコンビニチェーンのうち「ミニストップ」と北海道の「セコマ」が今月中にこのシステムを導入するほか、最大手の「セブンーイレブン・ジャパン」も、来年導入することがわかりました。
これはネット通販の普及などに伴って払い込み用紙によるコンビニでの支払いが増えレジの待ち時間の短縮などが課題になっていることが背景にあります。利用者にとっては電気やガスなどの公共料金の支払いを手軽に行えるようになるほか、期限が近づくとスマホに通知されるため支払い忘れの防止にも役立ちます。
一方、コンビニ各社、そして払い込み用紙を各世帯に送っている電力会社などにとっては業務の効率化につながることが期待され、こうした動きは今後、さらに広がっていきそうです。
-- NHK NEWS WEB