政府は新たな重要課題に掲げる「人づくり革命」をめぐり、具体的な政策を検討する構想会議の有識者に人材論などの世界的権威として知られるイギリスのリンダ・グラットン氏のほか、IT企業の代表を務める19歳の大学生などを起用する方針を固めました。
政府は政権の新たな重要課題に掲げる「人づくり革命」をめぐり、年内の中間報告の取りまとめに向けて、具体的な政策を検討する「人生100年時代構想会議」を構成する有識者を内定しました。
それによりますと人材論などの世界的権威として知られるイギリスのビジネススクールの教授で、日本でもビジネス書としては異例の売れ行きとなった長寿時代の生き方に関する本の著者、リンダ・グラットン氏、中学時代に起業し慶應義塾大学2年で19歳でありながらIT企業「GNEX」の代表も務める三上洋一郎氏、それに定年退職後に初めてパソコンに触れて以降、iPhoneのアプリを開発するなど82歳で現役のプログラマーとして活躍する若宮正子さんらを起用します。
構想会議では幼児教育や高等教育の無償化、就職したあとなどに大学で再び教育を受けるリカレント教育の充実、新卒一括採用の見直しなどをテーマに来週初会合を開き、財源も含めた制度設計の議論を始めることにしています。
-- NHK NEWS WEB