5日午前、羽田発ニューヨーク行きの日本航空機が、機体のトラブルのため羽田空港に引き返し、正午すぎに緊急着陸しました。これまでのところけが人の情報はないということで国土交通省は、エンジンに鳥が吸い込まれるバードストライクが起きたと見て詳しい状況を確認しています。
国土交通省などによりますと、5日午前11時ごろ、羽田発ニューヨーク行きの日本航空6便、ボーイング777型機から、トラブルが発生したため羽田空港に引き返し緊急着陸するという連絡が管制官に寄せられました。
機体は午後0時9分ごろ羽田空港に着陸し、これまでのところ、乗客乗員合わせて248人にけが人の情報はないということです。機体は地上走行してターミナルビルから離れた駐機場に停止し、その後、日本航空の担当者などが左エンジンの内部を確認していました。
この機体が離陸する際、空港の管制官が左のエンジンから火が出ているのを目撃し、日本航空によりますと、機長から「鳥がエンジンに吸い込まれるバードストライクが起きた」という連絡が会社側に寄せられたということです。国土交通省や日本航空は、バードストライクが起きたと見て、詳しい状況を確認しています。
また、機体が離陸した羽田空港のC滑走路脇の草地から煙があがったため、C滑走路が閉鎖されていますが、国土交通省によりますと午後0時47分に運用を再開しました。
-- NHK NEWS WEB