世界共通の通貨として利用者が増えているインターネット上の仮想通貨「ビットコイン」の取引所から、現金およそ60万円分の「ビットコイン」をだまし取ったとして、都内の33歳の男が逮捕されました。警視庁によりますと、「ビットコイン」の取引所に対する詐欺事件の摘発は全国で初めてだということです。
逮捕されたのは東京・青梅市の自称会社員、藤井亮太容疑者(33)で、警視庁の調べによりますと、ことし1月、他人のクレジットカード情報などを利用し、渋谷区にある会社が運営する「ビットコイン」の取引所から、現金およそ60万円分の「ビットコイン」をだまし取った電子計算機使用詐欺などの疑いが持たれています。
「ビットコイン」はインターネット上の仮想通貨で、「取引所」と呼ばれる仲介業者を通じて現金と換金でき、決済や送金のコストが安いなどのメリットがある世界共通の通貨として利用者が増えています。その一方で、匿名で取り引きができる取引所が多く、犯罪などに悪用されるといった懸念が出ています。
逮捕された藤井容疑者は、だまし取った「ビットコイン」をアメリカの取引所の複数の口座を経由させて現金化していて、警視庁は摘発を逃れるためだったと見て調べています。
警視庁によりますと、「ビットコイン」の取引所に対する詐欺事件の摘発は全国で初めてで、調べに対し藤井容疑者は「借金を返したかった」と容疑を認めているということです。
-- NHK NEWS WEB