外食チェーンのリンガーハットは、店舗やインターネットなどで販売した冷凍食品のチャーハンに使っていた卵についてアレルギー物質の表示をしていなかったとして、およそ3万個を回収すると発表しました。
発表によりますと、回収の対象となるのはリンガーハットがことし5月31日から今月2日にかけて、全国246の店舗やインターネットなどを通じて販売した冷凍食品「リンガーハットのチャーハン」のうち、賞味期限が来年の5月12日から8月8日までのおよそ3万個です。
今月2日、商品を購入した社員が使われている卵についてパッケージにアレルギー物質の表示がないことに気付いたということです。会社によりますと、今のところ健康被害の連絡はないということですが、卵にアレルギーがある人は商品を食べないよう注意を呼びかけています。
一方、商品には使われていない鶏肉がアレルギー物質として表示されていて、会社では5月にパッケージを新しくした際に、誤った表示を見落としたことが原因だとしています。
会社は、対象の商品を着払いで返品すれば代金に相当するプリペイドカードを送るとしていて、問い合わせは電話番号0120−300−396で受け付けています。
リンガーハットは「多大なご迷惑をおかけして心よりおわび申し上げます。品質・生産管理の体制を一層強化し、再発防止に努めていきたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB