9日の東京株式市場は、中国の経済指標が市場の予想よりよい内容だったことなどから買い注文が広がって、日経平均株価は、一時、およそ11か月ぶりに1万9000円台まで値上がりし、終値はことしの最高値を更新しました。
9日の東京株式市場は、中国が発表した物価関連の指標が市場の予想よりよい内容だったことや、外国為替市場で円安ドル高が進んだことから買い注文が広がりました。
日経平均株価は200円以上値上がりして、一時、去年の12月30日以来、およそ11か月ぶりに1万9000円台を回復しました。その後、いくぶん値下がりしましたが、日経平均株価9日の終値は、8日より230円90銭高い1万8996円37銭と、終値としてことしの最高値を更新しました。
東証株価指数=トピックスは、12.67上がって1525.36でした。1日の出来高は31億3196万株でした。
市場関係者は「来週は、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が、追加の利上げを決めることが市場では確実視されているが、一方で、来年以降の利上げの方針をどのように示すかが注目されている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB