ことしのクリスマス商戦に向けたおもちゃの見本市が開かれ、VR=バーチャルリアリティーなど、新しい技術を取り入れた製品が注目を集めています。
この見本市は、おもちゃが最も売れるクリスマス商戦に向けて毎年、開かれ、今回、東京・台東区の会場には50のメーカーがおよそ1万点の製品を出展し、バイヤーとの商談などが行われています。
各社によりますと、ことしは“新技術によるおもちゃの進化”が特徴になっているということです。
その1つがVR=バーチャルリアリティーの機能を取り入れたゴーグル型の製品です。ゴーグルをかけて、コントローラーを両手につけることで、画面と、手の動きが連動して、人気漫画のキャラクターになりきって必殺技を出す感覚がリアルに体感できるということです。
また、いわゆる“インスタ映え”と言われるような、ネット上に魅力的な画像を投稿する流行をおもちゃにも取り入れて、カメラ機能を搭載したスマホのような製品も登場しました。
このおもちゃは、画面上で顔がどこにあるかを自動的に把握し、動物や人気キャラクターなどに加工できる機能を搭載しています。
また、将棋の藤井聡太四段の活躍による人気の高まりを受けて、ことしは将棋関連のおもちゃも多くなっているということです。
見本市の実行委員会の齋藤晴正実行委員長は「最新技術を取り入れることでおもちゃも進化しているのでなるべく多くの商品を見比べて選んでほしい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB