埼玉県と群馬県にある同じ系列の総菜店で販売されたポテトサラダなどを食べた人から相次いでO157が検出された問題で、総菜店の運営会社は、問題の発覚後、休業を続けていた関東地方の17店舗すべてで衛生管理を強化したとして、7日再開しました。
先月、埼玉県と群馬県にある総菜店「でりしゃす」の4つの店舗で加工販売されたポテトサラダやコールスローサラダなどを食べた23人が腹痛などを訴え、このうち20人から腸管出血性大腸菌 O157が検出されました。
埼玉県熊谷市の籠原店と前橋市の六供店が営業停止の処分となり、総菜店の運営会社は、関東地方の17店舗すべてで先月24日から休業していましたが、衛生管理を強化したとして、7日全店で再開しました。このうち前橋市の六供店では、午前10時、2週間ぶりに再開し、買い物客が訪れていました。
運営会社によりますと、すべての店でサラダを調理する専用のスペースを設け、利用客が自分でサラダを取り分ける方法からパックに詰めた状態で販売する方法に変更するなど細菌の混入を防ぐ衛生面の対策を強化したということです。
総菜店の運営会社「フレッシュコーポレーション」は「皆様には多大な苦痛とご迷惑をおかけし心より深くおわびします。食材の供給元にもさかのぼって衛生管理の確認を厳格に行い、原因究明に努めます」としています。
-- NHK NEWS WEB