去年の秋、大学病院の診察室。パソコンの画面で検査結果を見ていた医師が、私に“がん”だと伝えました。その時、一番に考えたのは、「自分の肩書きを“がん患者”にしたくない」でした。そういう思いを抱いていたのは私だけではありませんでした。(ネットワーク報道部記者 宮脇麻樹)
8月、東京・日本橋で「LIVING WITH CANCER」という撮影会が行われました。モデルになったのはおよそ60人。化粧品メーカーがヘアメイクを担当し、フォトグラファーが撮影した写真に、その人が熱中していることを書いてポスターにします。モデルはがん患者やがんの経験者です。
-- NHK NEWS WEB