ことし7月、埼玉県所沢市で、銀行で現金を引き出したあと刃物で切りつけられ現金を奪われたと訴えていた39歳の会社員が被害を装っていたことがわかり、警察は現金を盗んだとして逮捕しました。
逮捕されたのは埼玉県川越市の不動産会社社員、野村由美子容疑者(39)で、警察によりますと、ことし7月、所沢市の銀行で、勤めていた会社の口座から引き出した現金およそ490万円を盗んだとして窃盗の疑いが持たれています。
警察によりますと、当時、野村容疑者は「知らない男に刃物で切りつけられて現金を奪われた」と通報し、警察が強盗傷害事件として捜査していましたが、説明に不審な点があったため警察が改めて事情を聞いていたところ7日になって出頭してきたということです。
警察の調べに対し「人間関係でいらいらしていて、会社を困らせるつもりで現金を盗んだ」と供述し、容疑を認めているということです。
-- NHK NEWS WEB