旅行会社の「てるみくらぶ」が、ことし3月、経営破綻しました。破綻の直前までツアーの販売を続け、利用者が前払いした旅行代金はほとんどが返されない見通しで、8万人から9万人に影響が及んでいます。事態を受けて、観光庁は旅行者の保護を強化する対策を発表しました。
新たな対策は十分なものなのでしょうか。そして危ない旅行会社を見分けるにはどうしたらよいのでしょうか。
確かにてるみくらぶで海外旅行を予約した人たちは、みな大変な思いをしています。新婚旅行でハワイにと、ツアーを申し込んだ茨城県の40代の男性は54万円を振り込みましたが、数日後に会社は破綻。新婚旅行を断念しました。
「すぐにお金を振り込まないとキャンセルになると言われ、そんなはずはないと思いながらも振り込んだんですが…。こんな被害者は私たちで最後にしてほしい」と悔しそうに話しています。
-- NHK NEWS WEB