8日のニューヨーク株式市場は、ヨーロッパ中央銀行が量的緩和の実施期間の延長を決め、金融緩和の継続を強調したことから買い注文が広がり、ダウ平均株価は4日続けて最高値を更新しました。
8日のニューヨーク株式市場は、ヨーロッパ中央銀行が量的緩和の規模は縮小するものの実施期間を延長することを決め、ドラギ総裁が記者会見で金融緩和の継続を強調したことから、買い注文が集まりました。
このため、ダウ平均株価は前日より65ドル19セント高い1万9614ドル81セントで取り引きを終え、4日続けて最高値を更新しました。
市場関係者は「ドラギ総裁は金融市場の動向次第で量的緩和の規模や期間を変更すると述べ、柔軟性を示したことから、投資家の間に安心感が広がった。また、トランプ次期大統領の政策の恩恵を受けると見られる金融関連などの銘柄にも買い注文が集まり、『トランプ相場』が続いている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB