大麻の所持や栽培などが許可される「大麻研究者」の免許が失効したあとも大麻を放置していたなどとして大麻取締法違反の疑いで先月、書類送検された北海道の農園の経営者について札幌地方検察庁は8日、不起訴にしました。
北海道東川町で農園を経営する会社の男性役員は、研究目的での大麻の所持や栽培などが許可される「大麻研究者」の免許が失効していたにもかかわらず、およそ33キロの大麻を放置していたうえ、所持していないとする報告書を北海道庁に提出していたとして先月、大麻取締法違反の疑いで書類送検されました。
札幌地方検察庁が捜査を進めた結果、8日、役員を不起訴にしました。検察は理由を明らかにしていませんが、自分で吸う目的ではなかったなどとして起訴猶予にしたと見られます。
-- NHK NEWS WEB