「日本航空」は、観光地や宿泊施設などの情報を提供する世界最大の旅行サイト運営会社「トリップアドバイザー」と提携し、外国人旅行者向けに日本各地の観光情報を発信する専用のホームページを立ち上げると発表しました
これは日本航空の植木義晴社長とアメリカに本社がある旅行サイトの運営会社、トリップアドバイザーのステファン・カウファー社長が記者会見で発表しました。
両社は、来月にも、中国やインド、香港などアジアを中心とした13の国や地域の人たちに東北や沖縄など日本の地方の観光情報を動画で紹介する新たなホームページを立ち上げます。
去年、日本を訪れた外国人旅行者は、過去最高の2400万人余りに達しましたが、旅行先は、東京や大阪、それに京都などに集中しています。
このためホームページでは、日本の地域ごとの自然やイベントなどの観光情報を充実させて、地方を訪れる外国人旅行者を増やしたいとしています。
日本航空の植木社長は「海外で浸透している旅行サイトと組むことで、さまざまな人向けに情報を発信し、旅行需要全体を底上げしたい」と話していました。
トリップアドバイザーのカウファー社長は「有名観光地だけでなく、地域の魅力を伝えていきたい。まずは一部の旅行者向けにスタートするが、今後、情報発信する地域を拡げていく」と話していました。
-- NHK NEWS WEB