フランスでヨーロッパ最大級のインテリアの見本市が開かれ、日本の最新技術を使った展示に注目が集まっています。
この見本市はインテリア業界のパリ・コレクションとも呼ばれ、世界各国からおよそ2800の企業や団体が参加し、パリ近郊の会場には最先端のトレンドを求めて大勢のバイヤーが訪れています。
日本の企業や団体も出展し、このうち大阪の財団法人の展示では、シックハウス症候群の原因となる化学物質を吸着し、湿度を調節する機能も持つ石灰石を原料にした特殊なタイルが紹介され、多くの人が足を止めていました。
また、照明デザイナーの石井幹子さんと娘のリーサ明理さんが企画した光をテーマにした展示では、次世代の光源として注目される有機ELを使った厚さ1ミリのデザインパネルや、部屋の雰囲気を好みで変えられる最新のプロジェクターなどが紹介されていました。
訪れた男性は「高い技術と美しさには膨大な研究が尽くされていることを知り、感銘を受けました」などと話していました。
-- NHK NEWS WEB