子育てする男性「イクメン」についての調査結果が発表され、女性は、「妻に言われなくても家事や育児をする」といった主体性を父親に求める傾向が強いことなどがわかりました。
この調査は、大手生命保険会社が、先月、全国の20歳から59歳の子どもがいる男女を対象にインターネットで行い、1000人余りが回答しました。
それによりますと、自分または夫を「イクメン」「どちらかというとイクメン」と評価した割合は、男性は50代で31%、20代はその倍の62%でした。
また、女性も若い世代ほど夫がイクメンだと評価する割合が高い結果となり、育児に夫婦で関わろうとする意識は、若い世代ほど高い傾向であることがわかりました。
逆に、自分または夫が「イクメンではない」と回答した人の理由について、男女の差を見ると、「ご飯を作ったり、片付けをしたりしないから」が、男性は28.9%と上位に上がりましたが、女性は15.3%とあまり重要視しておらず、それよりも、子どもよりも自分のことを優先するからや、言われないと家事や育児をしないといった理由が男性の回答の3倍以上に上りました。
また、理想のイクメンはどのような父親かとの質問に、女性は「妻に言われなくても家事や育児をする」が半数以上を占め、女性は、口に出さなくても自然に家事や育児に関わる主体性を父親に求める傾向が強いことがわかりました。
明治安田生命広報部の森田あづささんは「日頃から育児について話し合うことが、夫婦で上手に育児をする秘けつだと思う」と話しました。
-- NHK NEWS WEB