去年12月、埼玉県朝霞市で、79歳の男性が車にはねられて死亡した事件で、警察は31歳の会社員をひき逃げなどの疑いで逮捕しました。
去年12月8日の夜、埼玉県朝霞市の市道で、近くに住む井坪富男さん(79)が血を流して倒れているのが見つかり、その後、死亡しました。警察は、複数の住民が当時、何かが衝突したような音を聞いたことなどからひき逃げ事件として捜査を進めていました。
その結果、ひき逃げ事件を起こした乗用車のものと見られる、取り外された状態のフロントガラスが、さいたま市内のガラス業者で見つかりました。
そして、埼玉県川口市の会社員、草野賢哉容疑者(31)が当時、この車を所有していたことがわかり、14日、ひき逃げと過失運転致死の疑いで逮捕しました。調べに対し、容疑を認めているということです。
警察によりますと、草野容疑者は事故の数日後に当時、乗っていた車を売却していたということで、警察は当時の状況をさらに詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB