インド市場で高いシェアを持つ自動車メーカーのスズキは14日、西部グジャラート州に建設した新工場の稼働を祝う式典を開き、現地を訪問していた安倍総理大臣とモディ首相も出席しました。
スズキは、インドでの生産体制を強化するため西部のグジャラート州に現地で3か所目となる工場を建設し、14日は首脳会談を終えた安倍総理大臣とインドのモディ首相も出席して新工場の稼働を祝う式典が開かれました。
この中で、スズキの鈴木修会長は「35年間にわたり、インドの皆様とともにメイクインインディアに取り組んできました。これからも地域の発展と雇用の創出に貢献したい」とあいさつしました。
新しい工場は、敷地面積が260万平方メートルと、インドにあるスズキの工場では最大で、年間25万台の生産能力があり、将来は生産能力を3倍に引き上げる計画だということです。
また、新しい工場の隣にはおよそ200億円をかけて大手自動車部品メーカーのデンソーなどとハイブリット車向けにリチウムイオン電池を製造する工場も建設する予定です。
スズキはインドの乗用車市場でのシェアが47%と圧倒的な存在感があり、今後はインドでもエコカーの生産や販売に力を入れて事業をさらに拡大していきたいとしています。
-- NHK NEWS WEB