インドを訪れていた安倍総理大臣は、モディ首相との首脳会談で、核実験を強行した北朝鮮に対する圧力を最大化するよう国際社会に求めていくことで一致するなど、一連の日程を終えて、日本時間の15日未明、帰国の途につきました。
インドを訪れていた安倍総理大臣は、西部グジャラート州にある国際会議場で、モディ首相との10回目の首脳会談を行ったほか、工業都市アーメダバードで日本の新幹線技術が導入される高速鉄道計画の関連式典に出席するなどしました。
このうち、モディ首相との首脳会談で、安倍総理大臣は、弾道ミサイルの発射や核実験を強行する北朝鮮に対して、核および弾道ミサイル計画の放棄を求めるとともに、国際社会に、先に採択された国連安全保障理事会の決議を厳格かつ全面的に履行して、圧力を最大化するよう求めていくことで一致しました。
また、日本の新幹線技術が導入されるインド西部の高速鉄道計画などインフラ整備におよそ1900億円の円借款を供与するほか、両国の航空会社が路線や便数を原則として自由に決められる、いわゆる「オープンスカイ」を進展させることを確認しました。
一連の日程を終えた安倍総理大臣は、日本時間の15日未明、政府専用機でアーメダバードを出発し、帰国の途につきました。
-- NHK NEWS WEB